森の休日社 編集Aの日記(C)

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2018/09/21 島松 インド古典 井上憲司氏&逆瀬川健治氏

四葉のクローバー

島松の島松教会でのコンサートが行われました。

恵庭市は胆振東部地震で揺れが激しかった所でしたが、

でも会場には札幌からもファンが詰めかけ、いいムードでした。

 

胆振東部地震から1ヶ月も経っていない、

予断を許さない北海道にツアーに来てくれた。

井上憲司氏と逆瀬川健治氏に感謝です。

 

又こんな時にも会場を提供して下さった、

島松教会に感謝です。

街に1つだけの、清らかな教会でした。

 

インド古典音楽は、神様に奉納する為の音楽でもあるので、

井上憲司氏は、日本の寺院や教会等を会場にさせて頂くことが

多々あります。

どうしてか、そういう所での演奏は又格別にいいです。

 

種類は違いますが、現在、井上憲司氏も逆瀬川健治氏も

重い病気を抱えています。

だからシタールやタブラというような、健康な人でも

ヘトヘトになる体力を使う楽器はもう無理なのではないでしょうか?

と思っていました。

それでもいい、音楽を表現する手段は他にもあるし、

音楽だけが人生じゃないもの、と何度も思っているのですが..。

 

しかし、前回の1月のコンサートも、演奏は「神がかってきたなぁ」だったし、

今回も又どうしてか演奏の質は落ちるどころか、ある意味でレベルアップしてしまって

いたのでした。

 

その人の持てる力、筋力とかその他のそういうものが

どの位あるのか、どの程度必要なのかというのは

分からないですが、

例えばMaxを重量挙げとすると、シタールや

タブラ演奏はそこまで必要とされないのでしょうか。

 

ご本人達が並外れた努力家だということもあります。

ブログによると、一生懸命筋トレして来道して下さった

のですね。

http://kenji-s-diary.blogspot.com/2018/09/blog-post.html

 

演奏の種類にもよりますが、

その日の状態に合わせて、楽器とじっくり1つになって

いけたら、素晴らしい演奏が出来てしまうんだなぁ、と

思いました。

前より「入っている」「神がかってきた」っていう時があります。

 

今回も「この人、こんなに丁寧、丁重に楽器を演奏する人だったかなぁ?」

と、演奏に驚かされました。

 

この日、場所のせいか、

特に前半のシタールは私の好みですごかったです。

空気の流れが一瞬止まったように感じる、「入ってる」

演奏でした。

 

Ragaのコンサートを聴いたことがある人はご存じと思いますが、

シタールの演奏が前半続き、途中からタブラが入って、最後までという

ようになっています。

 

いつもシタールとタブラの演奏に思うことは、

問題点が2つあるなぁ、ということです。

何回も書いてしまう自分が...。

 

1つは、音楽に対する考え方の問題のような気がします。

タブラ奏者の考え方ですね。

 

フリージャズの即興みたい考えだったら、

シタールの曲想と全然違う演奏を、

さらうようにしてタブラが始める場合があるのですが、

「インド古典」というだけあって、私はクラシック音楽のように

統制の効いた演奏、つまりシタールが提示した「曲想」を

展開して最後までいくっていうのが理想のように思っています。

 

聴き手にとっては、どの楽器とかどの人とかなくて、

1つの曲を聴いてる訳ですから。

 

ちなみに、逆瀬川健治氏のタブラ演奏では、

そういうことは全然ないです。

日本人で最高の、素晴らしい演奏家だと思っています。

(そう思っているのは、私だけではありません)

 

もう1つは、コンサート、ライブにはハプニングが付きもの

だからです。

何かとんでもなく、演奏を妨げるようなことがあるのです。

どんなに調整していても楽器が壊れたり、雑音が入ったり、

演奏者に健康上の問題が起きたり等々。

仕方ないことなのです。

武道館というようなすごい場所だと、いろいろなスタッフが沢山

揃っていますが、インド古典音楽は全部自分達がしますから無理。

 

で、このハプニングを逆にフォローするように、曲想が変わるのですが、

何が起きても最初の曲想が続いてほしいと思うのは、

お客の勝手ですね。

Ragaは全部即興だから、そういうハプニングを曲想に取り入れて、

またそういう良さのある演奏になるのですが。

(ま、お客はそれぞれ勝手なことを思っていますが、

演奏家はそれぞれの考えで演奏する、でいいのですよね)

 

逆瀬川健治氏サイト

http://souhadou.holy.jp/

井上憲司氏サイト

http://kenjiinoue.com/

 

井上憲司氏いろいろ特集記事

http://blog.morino-kyu.com/?cid=42236

 

☆島松教会では、会堂再生のために、寄付金を募っています。

キリスト教徒でなくても、日本人は「クリスマスイベント」という

楽しい行事を長年楽しんできました。感謝を込めて。

 

http://www.shimamatsu.org/会堂再生・牧師館建築募金のお願い/

 

島松に着いたのはもう真っ暗になってからでした。

夜の街は、淋しげでお店がとても少なく見えました。

でも、お店は数ではないですね。

 

駅前の「酒菜 居酒屋 こばちゃん」は、良いお店です。

メニュー自体は、オーソドックスなのですが、

お蕎麦や焼き鳥、そういう普通のものが、

とても気がきいていて美味しいのです。

とても気を遣って、丁寧に作ってる感じ。

でもお値段はリーズナブル。

「ここって、とってもおいしいお店」と思いました。

 

大都市にはお店が沢山ありますが、

地方の、お店のとても少ない所にある数少ないお店は、

案外とても素敵で、びっくりする程美味しい場合があります。

 

島松の「こばちゃん」もびっしりのお客さんで賑わっていました。

 

島松のECOバスもめちゃ可愛いのです。

環境にもいいバスなのですね。

あれに乗りた〜い、と思いましたが、

よく分からないので、今回は歩きました。

 

島松は素敵な所のような気がします。

昔の知り合いに、一人だけ島松に住んでいる女の子がいました。

いたい気な、かわいらしい子でした。

今はお嫁に行ったとか。

 

あ

DA PUMPの「U.S.A」って、いいですね。

格好つけない正直な歌詞と、曲もダンスもいいです。

 

昔、アメリカに住みたいと思っていたことが

ありました。

けどそれは叶わない夢で終わりました。

ま、誰にでもそういうものがありますよね。

 

その思いがこの曲で「成仏していった」ような気がします。

ありがとうございます。

 

今は、どこかに移住しようという気は全くないし、

北海道の現在の居住している土地をこよなく愛して

生きていくつもりです。

 

 

 

森の休日社
http://www.morino-kyu.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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